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睡眠
量より質
風呂
寝る前にストレッチ?
今日するべきことを明日に持ち越さない



睡眠

次に、睡眠についてのお話です。「身体は眠っているときにつくられる」 と言われるように睡眠も無視することができないモノです。成長期に心身共にリラックスした睡眠ができているかというのは、成長に大きな影響を与えていることは言うまでもありません。逆に浅い眠りの場合、すなわち緊張の抜けていない眠りの場合は、身体も縮こまってしまいます。せっかくトレーニングで伸びつつある身体に 「元に戻ろうとする力」 が再び舞い戻ってきてしまうのです。ただ、睡眠については、様々な 「伸長法」 で言われていることと大差はないでしょう。今の睡眠に自信のある方は飛ばしていただいても結構かと思われます。しかし、質の良い睡眠をとるために、具体的にどうすればよいか、ということに一歩踏み込んでお話します。
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量より質

一般的に言われていることですが、睡眠はやはり 「量より質」 です。たとえ睡眠を10時間以上とったところで、質の良い眠りでなければ無駄です。私は平均睡眠時間5時間で、背は伸びています。やはり、大事なのは 「良い睡眠がとれているか?」 です。

といっても睡眠時間が短すぎるのも問題です。一時期、仕事が忙しいときなど 1週間で3日徹夜、残りの日も2〜3時間の仮眠程度なときもありましたが、心も身体ももう何がなんだかわからない最悪なコンディションでした。こういう状態は完全にダメです。一時的にこういう状態があるのは仕方ありませんが、長期的に続くようであれば、なんとか改善するよう上司なりに相談が必要です。徹夜続きはどうしても生産性も落ちますし。休息があってこそ普段の力が安定して出せるのです。自分をいたわるために、声を上げることは社会では大事なことです。

と、少し話がそれましたが、背を伸ばすためには、自分の状態や環境を客観的に見て、改善が必要な場合があれば治さなくてはいけないということです。もっとも良い睡眠は、背を伸ばすだけじゃなく人生においても無論大事なことです。これから、私が良い睡眠をとるために行っていることを紹介していきます。あまり構えず、参考程度で読んでいただけばよいと思います。
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風呂

寝る前にお風呂に入りましょう。こんな当たり前のこと今更・・・と思う方もいらっしゃると思いますが、意外と、「疲れて寝る前に入るのがめんどくさい、朝シャワーで済ませる」 という人も多いのではないでしょうか。風呂に入って寝るのとそうでないのでは、明らかに眠りの深さが違います。 朝の寝起きも疲れの取れ具合も、全然違います。しんどいな面倒だなと思う時こそ鞭打ってお風呂に入りましょう。簡単に実践できて、かつ劇的に効果が出るものなので、行わないともったいないです。

お風呂について、もうひとつ是非実践していただきたいことは、身体をよく洗うということです。これは、決しておまじないではなく、身体への刺激としてとても効果的と考えています。体中の筋肉、関節への刺激になり、全身の血行を改善するのは言うまでもなく、全身を意識しやすくなります。身体を意識するということは 「心と身体の背を伸ばすトレーニング」 では最も重要なことですので、慣れるまではこういうことでも大きな変化が出ると思います。

たまに、タオルを使わず素手で身体全体を洗って見てください。自分の骨格や筋肉の状態というのが、よく感じられると思います。実際に手で全身を触ることで、頭で考えずとも身体の形や状態を感じることができます。月に1度はお勧めします。さらに、手だとなかなか汚れが落ちにくいので、ゴシゴシと力を込めて洗うことになり、タオルで身体を洗うのとは違い、身体の奥まで刺激を与えることができます。(タオルで身体を洗うのでは、どうしても身体の表面への刺激で終わってしまいがちです)

後は、ゆっくり湯船に浸かって、血流を促進し、身体の緊張をほぐして、一日の疲れをねぎらってあげてください。もう布団に入ったらぐっすり眠れそうです(笑)。
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寝る前にストレッチ?

よく寝る前にストレッチをした方がよいと書いてある本を見ますが、私はそれには反対の姿勢をとっています。なぜなら、寝る前に身体を動かしてしまうと軽く興奮状態になってしまうので、眠りに入り難くなってしまうということを経験的に感じているからです。

風呂上りにストレッチを行うのは確かに効果的なので、身体が硬い人は是非お勧めします。が、もし行う場合は寝るまでに少し時間を置いて、身体も頭も落ち着いてからベッドに向かうようにしてください。

もちろん、ストレッチを寝覚めに行うのは素晴らしいことです。眠りで硬くなった身体をほぐし、頭も冴えて目覚めにはとても効果的です。なかなか面倒くさくて難しいのですが(笑)。寝覚めに行うことは決して悪いことではないので、必須ではありませんができる人はやって損はないと思います。
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今日するべきことを明日持ち越さない

これは、精神トレーニングとも関係していることなのですが、睡眠に大きく関係しているため、あえてここに書きました。私は、睡眠の深さというは、その人の 「達成感」 に最も依存していると考えています。これは、肉体的な疲れ以上のものです。仕事でとても疲れていても、なんだかモヤモヤして眠れない、眠りが浅いという経験はないでしょうか。さすがに疲れていたので眠れたが、寝起きの気分は最悪だった、というのも良い睡眠ではありません。そういう時は達成感が足りてないのです。

「今日は、やるべきことはやった」 と嘘偽りなく思える日は、そうでない日に比べると格段にぐっすり眠れます。寝起きの気分もなんだか頭がスッキリします。格段にというのは、もちろん私の個人的な感想ですが、多くの人も同様の経験があるのではないでしょうか。

なぜ達成感が睡眠に大事かというと、科学的な証明がされている訳ではないので、ここで言えるとすれば、経験的に感じているから、としか言うことができません。ただ、経験的に感じているということは、現実に感じていることであり真実に近いことであると思います。睡眠と達成感の関係について、私なりの解釈は次のとおりです。

睡眠とは一日の終わりに行い、明日に繋がる休息の時です。寝る前に、今日一日の達成感があれば、「もう今日に残すものはない、明日を待つだけ」 という精神状態になれます。この達成感は、安心感となり、睡眠に心も身体も完全にあずけられる状態でぐっすりと休めるのです。学生時代のテスト前夜を思い出しても、しっかりテスト準備ができているときは意外とよく眠れた経験がある人も多いのではないでしょうか。逆に、明日に課題を持ち越したままでは、脳が緊張から完全に開放されずに、寝てもなんだか疲れが残ってしまいます。

もちろん、社会生活をしていると、毎日絶え間なく、ストレスやプレッシャーがあります。でも、とりあえず今日の達成感のあるときは、 「明日は明日の課題がある」 という懐の深い気持ちに自然となれます。逆に今日の達成感がない時は、 「明日の課題どうしよう・・・」 と不安な気持ちで頭がいっぱいになります。これは、同じ 「寝る」 ことでも結構大きな分かれ道です。

そこで、私が自分に言い聞かせていることに、「今日するべきことを明日に持ち越すな」 ということがあります。一言で言うと、モラトリアムはダメということですね。1日の達成感を得るためは、安易に明日に課題をもち越してはダメで、これは自分自身で守るしかないのです。この一見当たり前のことを改めて自分で見つめなおす機会にもなればと思います。

これには、もうひとつ意味があって、「自分で決めたことは自分で守る」 ということにも繋がっています。人間は、自分で決めたことを変更してしまうことを嫌うという仕組みになっています。これは心理学的にも認められています。例えば、ダイエットを始めたのについついお菓子を食べてしまうと、人はそんな自分を責めてしまいます。自分で決めたこと、すなわち自己宣言したことを自分で破ったことで、自己嫌悪に陥ってしまうのです。程度の差こそあれ、こういう経験は誰しもあるのではないでしょうか。こういう自己嫌悪の積み重ねは、とても危険なことです。

最後に、注意していただきたいのは、目標を高く設定し過ぎる人です。頑張っているけど目標が高いので、達成感がなく自己嫌悪。そして、次の日も昨日の遅れを取り戻すためにさらに高い目標を設定。いつまで経っても自分に満足できず、慢性的に自己嫌悪になっている人で、常に焦りに追われている人です。こういう空回りの状態になると、よい睡眠は遠ざかるばかりです。 長い期間で見れば、成果も、低い目標でもコツコツ頑張っている人に負けているということもあるので要注意です。
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